地域づくり
2009-09-09T10:05:11+09:00
tsunowine33
ようこそ都農ワインへ!!
Excite Blog
■サニールージュをつかったデザートワイン
http://tsuno33.exblog.jp/10369822/
2008-02-01T13:21:00+09:00
2009-02-16T13:26:14+09:00
2009-02-16T13:26:14+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
昭和52年(1977)に果樹試験場安芸津支場において「ピオーネ」に「レッドパール」を交雑して育成されたのがサニールージュです。
都農町では、平成12年から導入が始まり、作付面積13ha、生産量60トンを出荷しております。JA尾鈴では、みやざきブランド「みやざきぶどうサニールージュ」として認証をうけ、新たなぶどうの高級品種として栽培に力を入れております。
サニールージュは種はなく、果実の色は美しいルビー色で、甘味は高く、酸味は少なく、大変食味のよいブドウです。子どもでも食べやすいひと口サイズで、家庭の食卓に気軽にとり入れられます。
私たち都農ワインとして、そのサニールージュの高級なイメージを大切にし、ブランド確立に協力、応援させていただくために、SweetTsunoの開発を進めてきました。
醸造法(クリオエキストラクション、氷結ぶどう搾り)
収穫したサニールージュを直ちに凍結させ、氷結したぶどう搾りました。
いわゆるクリオエキストラクションよって果汁を濃縮して、糖度の高い果汁のみ使用して醸造しました。極甘口ですので、デザートワインに最適です。
クリオエキストラクション法(氷結ぶどう搾り)は、ぶどう果実の香りや味を損なうことなく、自然のままのバランスで果汁を濃縮する方法です。サニールージュのブドウの持つ個性を活かしたワイン作りです。
■Sweet Tsunoの名称について
「Sweet」は甘口のワインという意味のほかに、優しい、思いやりのある、親切な、心地の良い、素敵な、大切な、かわいらしい、などの意味があります。そこで、大切な都農、親切な都農という意味を込めて、Sweet Tsunoとしました。
ラベルは、ルージュのイメージとして、バラをモチーフにした柄になっており、高級感があります。また、尾鈴山をシルエットにした、赤のイメージも口紅のようなイメージです。高級感あるボトルとラベル。とってもステキなラベルを作っていただきました。かっこいいです。
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マンゴースパーク 東国原知事表敬訪問
http://tsuno33.exblog.jp/6445726/
2007-09-29T08:11:00+09:00
2009-09-09T10:05:11+09:00
2007-09-29T08:11:23+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
経済連、九州保健福祉大学や県庁関係の方々もご一緒でした。短い時間でしたが、報道関係者も大勢来て頂いて、マンゴーワインをアピールすることが出来ました。表敬訪問が終わった後、異例の記者会見まで開いて、あらためてマンゴーワインの注目度の高さには驚かされました。
河野通継代表取締役がマンゴーワインを知事に贈答。翌日、12年間務めた町長を勇退しました。よくぞ長い間都農ワインをまもって頂きました。お疲れ様でした。
知事を囲んで関係者で記念撮影です。
今回のマンゴーワインは、九州保健福祉大、宮崎経済連と都農ワインの連携で出来上がったワインです。
マンゴー果汁による老人性認知症の予防・治療効果の可能性を見出した九州保健福祉大の川原教授グループ、そして、マンゴーブームの中、品薄にもかかわらず優先的にマンゴーを集めて頂いた宮崎経済連。この場をお借りして、関係者各位に感謝申し上げます。
マンゴーワインのルーツは、都農ワインのうめワインにあります。都農町の立野、轟地区の梅を使って、平成16年から、都農ワインではうめワインを製造しています。
コミュニティービジネスという言葉があります。コミュニティービジネスには様々な解釈があるようですが、地域に埋もれている潜在的な人材、資源を生かすビジネスと言えるのではないでしょうか。そう考えると都農ワインはコミュニティービジネスそのものを実践してきたような気がいたします。
都農ワインは、地域の資源(ぶどう)を活かした、コミュニティービジネスをしてきました。そのコミュニティービジネスの発想でうめワインが生まれました。
さらに、うめワインを製造することで、我々が意識しないところで、フルーツワインの製造のノウハウを蓄積してきました。この製造のノウハウ無しには、マンゴーワインは生まれませんでした。つまり、地域貢献、コミュニティービジネスの発想から、今回のマンゴーワインが生まれたと思われてなりません。
都農ワインの理念は、地域貢献です。このマンゴーワインで少しでも宮崎県に貢献出来ればと切に思う次第です。
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地方同士の結びつき パッションフルーツ スパークリングワイン
http://tsuno33.exblog.jp/5847970/
2007-07-10T11:21:00+09:00
2007-07-10T11:27:43+09:00
2007-07-10T11:21:21+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
原料は、沖縄県糸満市。
糸満観光農園から、大城大志さんが応援に来てくださいました。
写真右が大城大志さん。力持ちです。
タンクの上からパッションフルーツの果肉を投入していきます。
ところで、なぜ、都農ワインが糸満のパッションフルーツ?
と思われるでしょうが、
将来の地球温暖化に備えて・・・・・冗談です。
糸満では、私たちと同じ土作りの農業を実践しています。
志を同じにした農家の皆さんがいるからです。
写真は、パッションフルーツ生産者の金城さん。右は、収獲間近の果実です。
現在、JA沖縄では、例の『三輪 晋』氏が土作りを指導しており、パッションフルーツを始めとしてインゲン、キュウリ、マンゴー、トマトなどで大きな成果が上がっています。
三輪晋氏の熱血指導ぶりは、すごいですよ。端から見ていて、沖縄の方々が気の毒なくらいですが、いろいろな作物で結果が出ているので、非常に勉強熱心です(私には、怒られて喜んでいる不思議な人々としか、見えないのですが)。
沖縄は、リゾートウエディングが大流行。大勢のヤマトンチューのカップルが沖縄で結婚式を挙げています。そこで、結婚式には、スパークリングは付き物と、都農ワインがパッションフルーツのスパークリング製造し、糸満観光農園が沖縄で販売することになりました。いわゆる、OEM製造を都農ワインがすることになりました。一部都農ワインでも販売する予定です。
糸満観光農園では、以前からパッションフルーツワインを製造していましたが、スパークリングワインの製造設備がありません。いろいろと研究したのですが、原料を都農ワインに持ってきて、スパークリングにするのが、一番安上がりということで、今回のパッションフルーツの仕込みに相成った次第です。
都農町と糸満市は、戦前の疎開を縁に、姉妹都市の縁組を結んでいます。最近では、都農町の太鼓台が糸満市の大綱引きに参加したり、糸満市のエイサーが都農町に来たりして、民間交流が盛んです。そして、都農町の土作りとワイン。ビジネスまでにも発展している、稀有な結びつきではないでしょうか。
地方の自立がさけばれて久しい。しかし、ひとつの地方で完結するとは非常に難しい。それは、人材であったり、資源であったり、技術や設備の問題であったりします。これからの時代は、中央を介せず、志を同じにした地方同士が直接結びつくことが大切であると思います。
糸満観光農園の近くには、平和記念公園があり、数え切れない戦没者の名前が一人一人丁寧に刻まれています。付近は、沖縄戦の最後の激戦地です。家族どころか集落ごと消滅したところまであったと伝え聞きます。その歴史の延長線上に、糸満観光農園があり、沖縄農業の復興のシンボルとして存在してほしいものです。微力ながら、都農ワインが応援させていただきます。
小畑 暁]]>
第6回 TSUNOWINE CUP サッカー大会
http://tsuno33.exblog.jp/4274312/
2007-01-07T17:59:00+09:00
2007-01-07T18:00:44+09:00
2007-01-07T17:59:03+09:00
tsunowine33
スポーツ・芸術・文化活動
1月6日から8日までの3日間、都農町と川南町の三会場で行われました。
そこで地元都農高等学校のキャプテン、小西 翼くんに
インタビューさせていただきました。
都農高校サッカー部は現在、2年生4人、1年生8人の部員がいます。
サッカー部の合言葉は、「OF THE PITCH!ON THE PITCH!」
簡単に言うと、文武両道!
フィールド内と外での態度を同じにすること。
部活も学校生活も差をつけずに両方とも打ち込むこと!だそうです。
「サッカーの魅力は、ひとりじゃなくチームワークによって
みんなで喜びあえるところ。最後の総体まで少しでも多く勝ちたい。
みんなで楽しんでサッカーをやっていきたい。
目標は、この都農ワインカップで都農高校が優勝することですね!」
と、瞳を輝かせながら笑顔で語ってくれました。
顧問の伊地知先生は、見た目ちょっと強面の怖い!?感じ。
ですが、翼くん曰く、「生徒思いのとてもいい先生。いい事と
悪い事をちゃんと区別して教えてくれる先生です」だそうです。。。
その伊地知先生からは、「とてもいい大会ですね。
すばらしいグラウンドだ、最高だって皆さん喜んで帰ってくれます」と
語ってくださいました。
都農高校サッカー部員の皆さん!
明日は決勝戦です。
惜しくも都農高校は敗退してしまいましたが、皆さん楽しんでサッカーを
続けていってくださいね!
都農ワインはこれからも、頑張るサッカー少年を応援していきます。
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第2回 つの町民花火大会
http://tsuno33.exblog.jp/3080193/
2006-08-15T16:08:39+09:00
2006-08-15T16:08:39+09:00
2006-08-15T16:08:39+09:00
tsunowine33
地域づくり活動
第2回つの町民花火大会のポスターです。よく見ると、火花?
8月25日『第2回 つの町民花火大会』が開催されます。
昨年は、ふれあい花火大会、都農漁協の花火大会が中止と、都農町の夏の花火大会が消えてしまう危機にさらされていました。
そこで、元ふれあい花火大会のメンバーが中心となって、新たに、『つの町民花火大会』として花火大会を復活させました。
ふれあい花火大会は、何と、最初は3名の有志が集まって始めたそうです。ある人は、奥さんに内証で定期預金を引出して花火代を捻出したこともあるそうです。
この花火大会の自慢は、借玉を上げることです。他に尺玉を上げれるところは、宮崎県内では一ツ瀬川の花火大会だけだそうです。あの大きな大輪の花火は尺玉だったんですね。
それから11回を数え、メンバーがそれぞれ社会的責任のある立場になり、平成16年以降は、ふれあい花火大会は開催されませんでした。
しかし、また花火を打ち上げようと、彼らの血が騒ぎ出しました。昨年からは、観光協会、漁協、商工会の協力も得て、皆様の募金で『つの町民花火大会』を盛大に開催することが出来ました。私たち都農ワインも側面から、応援させて頂きました。
行政や企業からのお金は期待できない時代です。花火大会も町民自身の力で上げる時代です。広く、募金を集めています。ぜひ皆さんのご協力をお願い申し上げます。皆さんのお力で、大輪の花火を、夏の夜空に打ち上げませんか。都農町の元気は花火大会から!
第2回 つの町民花火大会
日時平成18年8月25日午後8:00から
実行委員代表 三輪博文
問い合わせ先 0983-25-5501(都農ワイン)
実行委員も募集中です。
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都農ワインの地域開発(7):スパークリングワインのラベルに込めた思い
http://tsuno33.exblog.jp/2346485/
2006-05-30T13:45:00+09:00
2006-07-21T11:00:18+09:00
2006-05-30T13:45:21+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
国産ワインの取り囲まれた状況は非常に厳しい。課税移出数量を見ると、国産ワインは平成4年には50%のシェアを確保していたが、平成14年には39%と、ここ10年間で激減している。このことは何を意味しているか。酒屋の棚から、国産ワインが猛烈な勢いで駆逐されているのだ。国産ワインの存在意義を問われている時代のまっただ中に我々はいるのである。都農ワインも例外ではない。私たちもその答えを見出しているわけではない。が、『地元産100%のぶどうのこだわり』、『独自の栽培方法』、『地元貢献・コミュニティービジネスとしての発想』、これらの中に、私たちのような地方の無名なワイナリーが生き残るための、方策の糸口が隠れているような気がしてならない。
筆者の能力不足で断片的な事象しか説明出来なかったが(しかも情緒的に!)、都農ワインがWine Report 2004 に掲載されまでには、それなりの背景があったことを感じて頂ければ幸いである。
平成15年より、キャンベル・アーリーのスパークリングワインを製造している。最後に、このラベルに込められた思いを述べてみたい。
『ひとりの夢がみんなの夢に』という意味で、英文の『A DREAM SHARED BY ALL』をラベルに記した。今からおよそ50年前に、永友百治翁が『田んぼん、木を植ゆる馬鹿がおるげな』と周りからさげすまれながらもぶどう栽培を始める。そのぶどう栽培が、やがて都農町一帯に広がり、私たちの父の代に受け継がれ、彼らの夢であったワイナリーが建設された。そして、私たちはそのワイナリーから、さらなる夢を語り、その夢を地域の夢につなげたいと思っている。私たちは、夢追い人である・・・。
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都農ワインの地域開発(6):地元貢献、そしてコミュニティービジネスとしての発想
http://tsuno33.exblog.jp/2346460/
2006-05-30T13:41:00+09:00
2006-07-21T10:28:43+09:00
2006-05-30T13:41:40+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
都農ワインの理念は、地元都農町の貢献にあると私たちは考えている。都農ワインの都農町への直接的な経済効果として、ぶどう買い上げ、地場産品の売上、都農町のへの寄付が挙げられる。開業以来8年間のこれらの合計は6億6千万円に達した。
このような直接的経済効果の他に、前述したように、都農町が取り組んでいる循環型農業に積極的に協力し、都農町の農産物のイメージアップに一役買っている。また、県内外における都農町からの発信という意味で都農ワインは大きな役割を果たしている。
平成16年7月から『うめワイン』を販売している。都農町の山あいに、轟と立野という地区がある。そこは、以前はみかんの産地であったが、梅の改植がすすみ、梅の産地を形成するに至った。その梅でワインを製造した。試験醸造をしてみると、梅は酸の含有量が高く、醸造酒に向いていることに気付く。試験醸造したワインも好評のことから、今年から本格的に製造販売を開始した。まだまだ、品質改良の余地を残しているが、このうめワインの持つ意味は大きいと考えている。
コミュニティービジネスという言葉がある。コミュニティービジネスには様々な解釈があるようであるが、地域に埋もれている潜在的な人材、資源を生かすビジネスと言えるのではないだろうか。
ぶどう以外で作ったワインを馬鹿にする風潮は確かに存在する。しかし、都農ワインはコミュニティービジネスそのもの実践してきたのだ。作り手である私たちが、誰から命令されるのではなく、梅からワインを作りたいのだ。そう考えると、うめワインを醸造することにためらいは無くなっていた。うめワインでワイン屋の腕を見せてやろうとさえ思うようになった。都農町には様々な資源がある。そう思うと、都農町は宝の山に見えてきた。コミュニティービジネスの発想を大切にしたい。
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都農ワインの地域開発(5):独自の栽培方法
http://tsuno33.exblog.jp/2346437/
2006-05-30T13:37:00+09:00
2006-07-21T10:30:00+09:00
2006-05-30T13:37:13+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
都農町はぶどう栽培に恵まれた土地ではない。先達たちは、地が浅く田んぼに向かない土地だからこそ、換金手段を求め、ぶどう栽培を始めた。昨年の降水量は3000mmを超えた。台風もやって来る。今年は、牧内生産組合の赤品種は台風で全滅した。
その中で、私たちは一筋の光明を見出そうとしている。それは、土壌作りによるぶどう栽培である。
牧内生産組合のぶどう畑は“黒ぼく”と呼ばれる火山灰土。非常にやせた土地である。ぶどうは、一般的にやせた土地で良く育つと言われるが、私たちはやせた土地と言う意味を取り違えていたかもしれない。従来の方法でワイン専用種を栽培してもうまくいかない。おまけに、ここは年間降水量が3000mmを超えるようなところである。ひどいものになる幼木のうちから枯死する。そこに、地元の有機栽培研究会のリーダー、三輪 晋氏と出会うことになる。彼の勧めに従って土壌分析をしてみると、極端にミネラル分が少ないことに気付く。彼らも都農町の黒ぼく土壌に苦労していた。その一つの答えが、土壌作りだった。
私たちは、積極的に堆肥を利用している。堆肥を投入し、土壌の団粒構造を作り、ぶどうの毛細根が発育しやすい環境を作る。それによって健全なぶどう樹木、ぶどう果実が得られるという考え方である。従来の栽培法では、堆肥は窒素分、カリウムが過剰になるとして、積極的には利用しない。また、根の成長は栄養成長に走る(実をつけずに枝ばかり伸びること)として嫌う。
結果として、健全なぶどう樹木が増えて、農薬の散布量が減った。特にベト病の予防薬であるボルドー液は、今では散布していない。
この農法で作られた都農ワインのシャルドネは、山梨などのものと比較しても引けを取らない品質のものが出来ていると思っている。大言壮語に過ぎるかもしれないが、私は、この農法に、ワイン専用種の栽培は日本では不向きであるという、“宿命的風土論” を打ち破るヒントが隠されているのではないかと思っている。
その後、三輪 晋氏らの研究会は、町外の色々なグループと交流を重ね、牧内生産組合のぶどう畑は、彼らの実証圃と化した。そして彼らの技術に目をつけた行政は、堆肥化プラントをワイナリー敷地内に建設。町内の生ごみを集め、循環型農業の実践が始まり、なんと、その堆肥で作られた野菜の販売を大手スーパーと契約するまでになっている。
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都農ワインの地域開発(4):地元産100%のぶどうのこだわり
http://tsuno33.exblog.jp/2346418/
2006-05-30T13:35:00+09:00
2006-07-21T10:30:36+09:00
2006-05-30T13:35:26+09:00
tsunowine33
未分類
平成8年、オープンして1ヶ月足らずで、製造した3万5千本の新酒が売り切れた。そこで、海外のぶどうを輸入してワインを製造してはどうかという議論が起きた。その当時、私の心情を綴ったものがあるので一部引用してみたい。
『以前、私は3年間程、ブラジル最南端のリブラメントという町でワイン醸造に従事していた。約100haの自社農園でぶどうを栽培し、農園で生産されたぶどうのみを原料に、いわゆるエステート、ドメーヌという形でワインを醸造していた。わずかに3年間という期間であったが、醸造技術者として珠玉の時を過ごしたと思っている。
当たり前のことだが、ワインはぶどうを原料にしている。ぶどうは貯蔵が効かないので、必然的にぶどうの収穫時期に仕込が集中する。と言うより、ワインの仕込とは、ぶどうを液体で収穫することに近いかもしれない。そして、ぶどうの品質、収量は天候に左右される。また、ワイン醸造は糖化という工程が無い分、ぶどうの品質がワインのそれに直接反映される。ワインの醸造には種々のテクニックが存在しているが、収穫されたぶどうのポテンシャルと比べたら、けし粒のように小さい。ぶどう栽培という風土を抜きにしたワイン作りは、ワインに輝きを失わせてしまう。このように考えていくと、ワイン醸造とは工業というより農業の一部として捉えた方が分かりやすい。
幸いにも、昨年製造したワインは完売した。そこで議論が起きた。ぶどうを輸入してでもワインを作るべきだと言う意見もあったのは事実である。しかし、経営陣が選択した道は経営的に痛みの伴う “100%尾鈴ぶどうのこだわり” だった。
安定供給という意味で、消費者の皆様にご迷惑をおかけしているが、弊社経営陣が取った大英断を私は誇りにしている。また、その決断を快く受け入れて下さった都農町の皆様に感謝している。
私の傍らには、いつも優秀な栽培技術者のパートナーがいた。栽培の苦労は身近で見てきた。そして、都農町では、先達の人々がぶどう栽培の敵地とは言い難い土地で苦労し、栽培技術を磨くことで、ぶどうの一大生産地に築き上げたのである。ここ都農町では、農業を軽視したワイン作りは、都農ワインの存在を無意味なものにしてしまう。
我々、醸造に携わる人間の役割とは、生産者の方々が丹精込めて育てたぶどうを間違いなくワインにし、消費者の方々に喜んで頂くことと認識している。そして、我々醸造の人間も積極的に畑に出てぶどう栽培に参加しなければならないものと考えている。』(情報みやざき No.186 1997/8・9、経営雑感より)
この文章は、若さゆえ書けたものだと思っている。今読み返すと、非常に気恥ずかしい。しかし、その当時のワイン対する純粋な思いがよく表れている。
今では、地産地消は当たり前のことだが、その当時は、なかなか理解してくれなく、テレビ局でさえ、供給できない都農町の行政責任というような切り口の取材があった程である。
私は、ワインは本来、地酒であるべきだと考えている。ワインの供給はナショナルブランドが行えばよい。私たちはこの都農町の風土をワインで表現したいのだ。
結果的に、地元のぶどうにこだわったことにより、地元ぶどう生産者たちとの絆が出来、なにより消費者の方々の信用を勝ち得たのではないかと考えている。
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都農ワインの地域開発(3):都農ワインプロフィール
http://tsuno33.exblog.jp/2346390/
2006-05-30T13:33:00+09:00
2006-07-21T10:30:59+09:00
2006-05-30T13:29:29+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
都農ワインは、平成6年、都農町、尾鈴農協、地元企業などが出資・設立した、いわゆる第3セクター方式のワイナリーである。平成8年より、果実酒醸造免許を取得、ワイン製造販売を開始した。出資金9,700万円、従業員7名、平成16年度度実績で、製造本数が約22万本、売上金額が約3億円(うちワイン2億6千万円)、経常利益が約2,800万の小規模のワイナリーである。
原料ぶどうはすべて、地元産。原料ぶどうの買い上げは昨年度実績で約220トン。そのうち地元ぶどう生産者からJA尾鈴を通して買い上げているキャンベル・アーリーが130トン、マスカット・ベリーAが60トンである。ほとんどのキャンベル・アーリーとマスカット・ベリーAは新酒として売り出され、新酒販売の割合が非常に高いのが特徴である。残りの30トンはシャルドネなどのワイン専用種である。ワイン専用種は牧内農業生産組合(以下牧内生産組合と略)から買い上げている。牧内生産組合は都農ワインにワイン専用種を供給するために設立された農業生産法人である。
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都農ワインの地域開発(2):都農ワインプロローグ
http://tsuno33.exblog.jp/2346355/
2006-05-30T13:23:00+09:00
2006-07-21T10:31:22+09:00
2006-05-30T13:23:21+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
宮崎県の日向灘に面した中央部、延岡市と宮崎市のちょうど中間あたりに都農町は位置している。人口1万3千人足らず。主たる産業は農業。野菜やくだもの、畜産が盛んなところである。背後には九州山地に連なる尾鈴山がそびえ、夏には、五穀豊穣を祈り、都農神社の賑わいが増す。都農町は、九州のどこにでもある典型的な田舎町のひとつである。
この町に平成8年に都農ワインがオープンした。都農町は、戦後まもなくからぶどう栽培が始まり、今では宮崎県下で一番の生産量を誇るぶどうの生産地である。温暖な気候を利用して、特に北海道向けのキャンベル・アーリーの出荷が盛んである。ところが、このキャンベル・アーリーは盆が過ぎると価格が急落してしまう。そのキャンベル・アーリーに付加価値をつけてワインにしてしまおうというものだった。
そこで、私は、縁あって都農ワインの醸造に携わってきた。都農ワインは開業して、たかだか10年目であるが、Wine Report 2004に掲載されるまでの都農ワインの足跡を検証してみたい。
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都農ワインの地域開発(1):その知らせは突然やって来た
http://tsuno33.exblog.jp/2346340/
2006-05-30T13:21:00+09:00
2006-07-21T10:31:38+09:00
2006-05-30T13:21:03+09:00
tsunowine33
コミュニティービジネス
「都農ワインが、Wine Report 2004のアジア地区にランキングしたらしい・・・・」
それは、平成15年秋、新酒販売を直前にして、あわただしい頃だった。しかし、私たちは確かめるすべも無く、Wine Report 2004が販売されるのを待っていた。
Wine Repor は、英国で出版され、ワインコラムニストのトム・スティーブンソン氏が編集し、世界各地のワインの動向が記され、それぞれの地区のワインをランキング付けしているのが特徴である。
そして、同書の都農ワイン記載部分が、突然、PDFファイルによって送られてきた。その中身を見てみると、都農ワインがアジア地区でランキング入りしているのではないか。NEW UP-AND-COMING PRODUCERS(新進気鋭のワイナリー)で1位、BEST-VALUE PRODUCERS(最も価値のあるワイナリー)で2位、BEST BARGAINS(最もお買い得なワイン)で都農ワインのキャンベル・アーリーが1位である。そして、なんと、世界中のワインを集めた The 100 Most Exciting Wine Finds(最も注目すべき銘柄100選)に私たちのキャンベル・アーリーが選ばれていたのだ。
Wine Report 2004
Wine Repor は、英国で出版され、ワインコラムニストのトム・スティーブンソン氏が編集し、世界各地のワインの動向が記され、それぞれの地区のワインをランキング付けしているのが特徴である。
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尾鈴マラソン大会
http://tsuno33.exblog.jp/50522/
2005-11-30T16:16:00+09:00
2006-07-21T10:32:23+09:00
2005-11-30T16:16:09+09:00
tsunowine33
スポーツ・芸術・文化活動
第38回都農尾鈴マラソン大会の参加者を募集しています。
毎年県内外からたくさんの参加者が都農町に集まり、太平洋を眺めながら
走っています。種目はハーフ・10km・5km・3km。
各部門3位までの表彰のほかに、最高年齢者賞、おしどり賞、ラッキー賞など
総勢150名に賞が差上げられます。参加賞は、もちろん「都農ワイン」です♪
また、お弁当に豚汁、お茶のサービスもありますよ。健康に自信がある方、
走ることが好きな方等いらっしゃいましたら、
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
走り終わった後は、気持ちいいものですよね!!
大会に関するお問合せ先は下記のとおりです。
〒889-1201 宮崎県児湯郡都農町中町
都農町教育委員会社会教育課内
都農尾鈴マラソン大会事務局
TEL(0983)-25-5725
お申込み締め切りは平成18年1月6日(金)消印有効。
※また、ワイナリーでもお申込み用紙
をご用意いたしております。
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頑張れ、未来のサッカー選手!! 都農ワインカップ サッカー大会
http://tsuno33.exblog.jp/50501/
2005-11-22T16:09:00+09:00
2006-07-21T10:32:36+09:00
2005-11-30T16:11:06+09:00
tsunowine33
スポーツ・芸術・文化活動
明日11月23日(勤労感謝の日)、都農町ではチビッコサッカー大会が行われます。
毎回、一つのボールめがけてちびっ子選手が、一心不乱に走りまわる可愛らしい姿を見ることが出来ます。
ボールが転がるところは団子状態。
その光景はとっても微笑ましいです。
都農ワインがこの大会に協力させていただいてから、今回で4回目を迎えます。
地域の子供たちが頑張っているのをお手伝いさせていただく事はとても嬉しいもの。
都農には、こんなにパワーの源があるのかぁー
と感心させられます。
ウチの息子も幼稚園に行き始めました。
いつの日か、お友達と一緒にワインカップチビッコサッカー大会に出場する日が来るのでしょうか・・・。
また、12月には県内外からの参加もある高校生、県内各校を集めた中学生の都農ワインカップサッカー大会が開催されます。
こちらもみものですよぉ~
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都農ワイナリーの広報誌CORK(コルク)vol,15
http://tsuno33.exblog.jp/59752/
2005-11-10T12:56:00+09:00
2006-07-21T10:32:47+09:00
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tsunowine33
地域づくり活動
2005.秋号が完成いたしました!!
今回の特集は都農を代表する川、『名貫川』。
この川と人々の暮らしを、「遊ぶ」、「守る」、「喰らう」をキーワードに名貫川を極めてみました。私たちにとって、名貫川はとっても身近な川。今回の取材のおかげで名貫川を再発見することができました。
「名貫川は宮崎県で一番美しい川」と、川をよく知る養殖業者の方がおっしゃっているそうです。近くにありすぎて知らないことって結構あるんですね。町民一人一人が誇りと自覚を持って、このすばらしい川を守っていきたいと強く感じた次第です。
巻頭には、ロゼワインVS赤ワインのテイスティングコメント。10月16日に同時リリースされたキャンベル・アーリーとマスカット・ベリーAを飲み比べていただきました。さてさて、これから飲まれるあなた。あなたはどっち派??他にも『ワインなんでもQ&A』『ワインをたのしむ』『ワインよもやま話』『料理自慢』などなど。皆さまからのワインに関する質問やワインの楽しみ方、ワインに合う料理なども募集中で~す。
『ソフトボール大会』『ワインコンクール結果報告』『ウェルカム都農ワイナリー』『花火大会』『サンセットライブ』『小畑・赤尾のイタリア珍道中』など、ワイナリーや地域に密着した話題も盛りだくさん!!!
また、今回で15回目の発刊となる広報誌CORK。今回も、取材に協力していただいた方との新しい出会いがありました。私たちはこの出会いをとても大切にしていきたいと思っています。
何はともあれ、百聞は一見にしかず!このCORK、ぜひぜひ、手にとってご覧になってくださいね!!
名貫川で取材後の記念写真。
名貫川の思い出や川を守る活動のお話を聞くことができました。
大人になっても子供を連れて川に遊びにきています。
三日月原青年団のみなさん。
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